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E－40．「 動詞の過去連体形」を整理する。

＜これだけは＞動詞の過去連体形とは

　韓国語では、動詞・形容詞の後ろに名詞が来るとき、動詞・形容詞の形を変形させる必要があります。この名詞と接続させるための形を日本語では「連体形」と呼んでいます。　韓国語では「관형사형（冠形詞形）」と呼びます。日本語の連体形とは、「『体言（名詞）』に連なる形」を意味し、動詞・形容詞が名詞を飾る（修飾する）ときの形を言います。簡単にいうと、「すること」の「する」とか、「したこと」の「した」のように「～こと」の前にくる部分のことを言います。詳しくは、「Ｆ－１５．韓国語の冠形詞形語尾（連体形）について整理する」を参照してください。

　ここでは、動詞の過去連体形のみを扱います。

　日本語で「過去形」というのは、「する」なら「した」、「買う」なら「買った」のように、「た」に変形させた形をそのまま名詞と接続させます。

　　私が　買った（動詞）　本（名詞）

　日本語は、「私は本を買った（名詞+（を）+動詞の過去形）」のように動詞の前に名詞がきた場合と、「私が買った本（動詞の過去連体形+名詞）のように動詞の後ろに名詞がきた場合の形は同じ「買った」になります。

　韓国語で「過去形」というと、「았/었」を付ける形をいいますが、

　×내가  샀다 책（私が買った本）

　のように、「나는 책을 샀다（買った）」の「샀다」をそのまま名詞の前に置くことはできません。

　「過去連体形」という特別な形を使って、

　　내가 산 책（私が買った本）

　　とします。

　　動詞の過去連体形形の作り方の基本は、「パッチムがある動詞」は「다」 をとって、「은」を付け、「パッチムがない動詞」には、「다」をとって「ㄴ」をパッチムとしてつけます。

「ㄹパッチム」を持つ動詞に関しては、「ㄹ」を取って、「ㄴパッチム」を付けます。

＜さらに＞変則活用

　動詞の過去連体形は、「으면体」と同じように「ㄷ変則」「ㅅ変則」「ㅂ変則」が変則活用をします。「으면体」の変則については、「Ｅ－３６．パッチムありの動詞の으면体（ㅂ変則）を整理する」「Ｅ－３７．パッチムありの動詞の으면体（ㄷ変則）を整理する」「Ｅ－３８．パッチムありの動詞の으면体（ㅅ変則）を整理する」を参考にしてください。

　変則の詳しい変化は省略し、ここでは一覧表で提示します。

＜もっと詳しく＞過去連体形が使われる文法形態

　過去連体形 は、動詞と名詞を接続するための形ですが、あるていど形が固まった文法のような振る舞いを振るものがあります。それらは、「過去連体形」を意識せずに、かたまりとして覚えてしまった方が楽かもしれません。