語尾６．【해요】について学ぶ。
＜これだけは＞
（１）「합니다」との違いと「ため口」
韓国語の「します」は、「해요」の他に「합니다」というものがあります。「요」で終わる語尾は、「やわらかい丁寧な言い方」、「니다」で終わる語尾は「かしこまった丁寧な言い方」です。どちらも丁寧な言い方 ですが、親しい目上の人との会話では一般的に「해요」を使います。
「해요」の「요」が「やわらかい丁寧さ」を持っています。「합니다」は「니다」をとって「×합（する）」という形にできませんが、「해요（する）」は「요」をとって、「해」とすることで、「ため口」になります。
・오늘은 공부해요（今日は勉強します）
・오늘은 공부해（今日は勉強する）
※「〇〇해요」の形で使われますが、〇〇の部分に来る語は「합니다」のところで説明しているので、ここでは省略します。
（２）「해요」の疑問形とは？
「해요」の疑問は、形を変えずにイントネーションを上昇気味にして疑問にします。書くときには「？」を書き加えます。
・오늘은 뭐 해요?（今日は何しますか）
ため口であれば、同じようにイントネーションを上昇気味にし、書くときには「？」を書き加えます。
・오늘은 뭐 해?（今日は何する？）
（３）「～しています」も「해요」で表せる
「해요」は「します」以外にも「しています」の意味で使えます。「합니다」は「しています」の意味では使えないところを見ると、「かしこまっている/やわらかい」という違い以外にも、「現在進行」の違いがでるようです。
※「해요（します/しています）」「해（する/している）」という表現のみで、「가요, 와요」といったすべての「해요体」が現在進行になるといういみではありません。
・지금 뭐 해요?（今何していますか）
・지금 뭐 해?（今何してる？）
電話などの、「今何してる（今何してた）？、暇なら遊びに行かない？」という会話で使われます。
＜さらに＞
「肯定・疑問・勧誘・命令の４機能」
「해요（해）」は、イントネーションに変化を与えることで、肯定にも、疑問にも、勧誘にも、命令にもなります。
①肯定のイントネーション：最後の音程を低めに抑え、短めに切ります。
②疑問のイントネーション：最後の音程を上昇気味にし、「요」を強調します。
③勧誘のイントネーション：「같이（一緒に）」といった副詞と共に使い、最後の音程を明るめに伸ばします。
④命令のイントネーション：「해요」を命令で使う時は、ほぼ腹を立てているときの命令なので、最後の音程を怒ったように強く言えば命令になります。
※親しくない間柄であれば、命令はあまり使わない方がいいです。どうしても早くしてほしい、せかしたいという場面であれば、最後を無機質に平坦に伸ばす程度の方が無難です。
「청소해요（掃除する）」を４つのバリエーションで表してみましょう
＜もっと詳しく＞
「해요と하여요」
「해요」は「하여요」と書き表されることがあります。しかし、稀ですし、話し言葉では使われないので早い段階で覚える必要はないかもしれません。ただ、「こんなものもあるんだな」程度に覚えておいてもらえれば結構です。
意味だけ説明すると「해요」は、「하여요」の縮約形で、普段はに縮約形の「해요」が使われます。