語尾２．【名詞＋ですか】 名詞＋입니까について学ぶ。
＜これだけは＞
名詞につく 「ですか」
韓国語の、
例１．학생입니다.（学生ですか）
を疑問の形に変えると、
例２．학생입니까?（学生ですか）
になります。最後の「다」を「까」に変えるだけで簡単に疑問形にかけることができます。形が「까」であれば、疑問形だなとわかるのですが、書くときは、「.」を打つ代わりに「?」を付けます。
だだし、これも「입니다」と同様、「名詞につく」という ポイントに注意してください。日本語で「きれいだ」という「形容詞」は、韓国語の辞書を引くと、「예쁘다」と出てきますが、この「예쁘다（きれいだ）」をそのまま「입니까」とくっつけたからと言って、「きれいです か」にはなりません。
× 예쁘다입니까?
形容詞には形容詞につく「です」があるので注意してください。ただし、名詞であれば、すべてにつけることができます。
＜さらに＞
「読み方」
＜입니까＞の読み方は、[임니까]と読みます。 この現象については、鼻音化ルールを調べてください。あと、名詞の最後がパッチムで終わる場合、Ｃ－９．連音化をおこします。
「오늘（今日）」「공무원（公務員）」「처음（初めて）」という単語の後ろに、「입니다」がつく場合、
＜오늘입니까（今日ですか）＞ ⇒ [오느림니까]
＜공무원입니까（公務員ですか）＞ ⇒ [공무워님니까]
＜처음입니까（初めてですか）＞ ⇒ [처으밈니까]
となります。
ただし、Ｃ－９．連音化でも詳しく説明してある通り、「ㅇ」パッチムで終わっている名詞は、連音化せず、「ㅇ」パッチムをはっきり発音してから「입니까」を発音します。
＜학생입니까（学生ですか）＞ ⇒ [학생입니까]
＜もっと詳しく＞
韓国語は丁寧な「ですか」が二通りあり、一つは「입니까?」、もう一つは「이에요/예요?」です。むしろ、「이에요?/예요?」の方をたくさん聞くと言う人もいるのではないでしょうか。
「이에요?/예요?」は、パッチムで終わる名詞に「이에요?」、パッチムで終わらない名詞に「예요?」を付けます。
「이에요?/예요?」は、「입니까?」より少しやわらかい印象を与える表現です。「이에요?/예요?」も丁寧な言い方なので、目上の人に対して使います。
一方で、今回学ぶ「입니까?」ですが、 多用すると、少し堅苦しいイメージを与えたり、相手を責め立てているような印象を与えます。基本的に目上の人に使いますが、公の 場での質問や会社でのプレゼンで「皆さん見てください。これは何ですか。そうです、これは、今我が社で開発している新商品です。」のように、質問を効果的に相手に投げかけたいときに使います。
「입니까?」は使う場面が限定されてしまうので、普段使う語尾としては、「이에요?/예요?」で統一しても差し支えありません。
ただし、「입니까?」は「입니다」の「다」を「까」に変えて疑問文にするわけですが、「이에요?/예요?」は、「～です」の「이에요/예요」と形は全く一緒です。文字として書いてあれば、「?」を見て判断できますが、会話では、「イントネーション」で疑問かどうかを判断する必要があります。最後の「요?」を上げ気味に発音すると疑問っぽくなります。