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E－61．기名詞化について整理する。

＜これだけは＞

１．「기名詞化 」とは（「ㅁ名詞化」との違い）

　韓国語の 名詞の中には、動詞と形容詞が名詞化しているものも多数あります。その中でも代表的なのが「기」が付いた名詞です。

　「E-62.ㅁ名詞化について整理する」で説明していますが、 「ㅁ名詞化」によっても動詞と形容詞の名詞化ができます。

　しかし、「ㅁ名詞化」は「기名詞化」に比べて、既に知っていたり、過去に起きたりした事実に多く用いられ（国立国語院著「標準韓国語文法辞典」P.74）たり、「名詞そのもの」として使われることが多いです。

　一方で「기名詞化」は、名詞そのものとして使われるものは少なく、文法表現として使われることが多いです。

　たとえば、「만나다（会う）」の「기名詞化」は、「만나기 어렵다（会うことが難しい）」のように「-기 어렵다」という文型では使えますが、「出会い」のような名詞そのものとして使うことは出来ません。

　×그 사람과의 만나기가 나를 바꿨다.

　〇그 사람과의 만남이 나를 바꿨다.（その人との出会いが私を変えた）

　「ㅁ名詞化」のほうが、「名詞を作る」という機能が強く働き、本来の動詞・形容詞以上に意味を広げることができるからだと考えることができます。

　たとえば、「ㅁ名詞化」は、「얼다（凍る）」という単語から 「얼음（氷）」を作り出すことはできますが、「×얼기」としても「氷」という意味を持たせる事ができません。「기名詞化」は「文法依存型」、「ㅁ名詞化」は「単独使用型」なのです。

　ですから、「기名詞化」は、文法表現との相性がいいです。

　×철수를 만남이 어렵다.

  〇철수를 만나기 어렵다.（チョルスに会うのが難しい。）

  ×철수는 공부함을 좋아하다.

　〇철수는 공부하기를 좋아하다.（チョルスは勉強することが好きだ。）

※もちろん、「ㅁ名詞化」は「ㅁ名詞化」で相性がいい後続表現があります。その場合は、「기名詞化」が使えない場合が多いです。

　「ㅁ名詞化」と相性がいいのは、「옳다, 나쁘다, 이롭다, 분명하다, 확실하다, 틀림없다, 드러나다, 알려지다」などです。

　×철수가 학생이기가 틀림없다.

　〇철수가 학생임이 틀림없다.（チョルスが学生であることは違いない。）

  ×철수는 자신이 학생이기를 알렸다.

　〇철수는 자신이 학생임을 알렸다.（チョルスは自分が学生であることを教えた。）

２．「기名詞化 」の作り方

　「기名詞化」の作り方は、動詞・形容詞から「다」を取って、「기」を付けるだけです。変則はありません。

　　하다（する）　→　하기（すること）

　　먹기（食べる）　→　먹기（食べること）

　　걷다（歩く）　→　걷기（歩くこと）

　　줍다（拾う）　→　줍기（拾うこと）

　名詞にも「기」を付けることができますが、文型「_기 때문에（なので）」の時くらいに限定されます。

　　학생（学生）　→　학생이기 때문에（学生なので）

　　어린이（子ども）　→　어린이기 때문에（子どもなので）

３．これからすることは、「기名詞化 」でリストアップできる

　未来の事柄に関してリスト化したい時は、「ㅁ名詞化」が使えませんが、「기名詞化」なら可能です。

　올해 목표（ことしの目標）

　・5000 단어 외우기.（5000単語覚える）

　・책을 100 권 읽기.（本を100冊読む）

　・일기 쓰기.（日記を書く）

＜さらに＞

文法に依存しないで、単独で使われる「기名詞化」

「ㅁ名詞化」よりは少な目ですが、「기名詞化」も文法に依存しないで「完全に名詞として扱われる単語」が存在します。

 「学校用語」「スポーツ」「パソコン用語」などに多く用いられています。これらは単純に動詞や形容詞を名詞化したというよりも、独自の意味合いが強くなっているので、「独立した単語」として覚えた方がよいでしょう。

ハングル検定の等級別に見ると、以下のように分けられます。

「ハン検3級」

「ハン検準2級」

「ハン検2級」

＜もっと詳しく＞

「기名詞化」と結合する文法表現

「기名詞化」は「文法依存型」なので、多様な文法表現と結合します。

「ハングル検定4級」

「ハングル検定3級」

「ハングル検定準2級」

「ハングル検定2級」