Ｃ－１６． 【連音化】【濃音化】【鼻音化】漢数詞を1～100万まで一桁ずつで整理したものを［発音］通り書く。
＜これだけは＞
（１） 「漢数詞の発音とは」
漢数詞は一～十までは、一文字ずつ発音すればよいので、発音変化はありませんが、十一以降は発音変化を起こすものがあります。
例えば、十一から十九までは【連音化】と【濃音化】が目立ちます。
十一(십일[시빌]) 十二(십이[시비]) 十三(십삼[십쌈]) 十四(십사[십싸]) 十五(십오[시보])
十六(십육[심뉵]※くわしくは「もっと詳しく」で説明) 十七(십칠[십찔]) 十八(십팔[십빨) 十九(십구[십꾸])
十の位、百の位、千の位では、通常の【濃音化】やㄹパッチムによる【濃音化】が目立ちます
二十(이십) 三十(삼십) 四十(사십) 五十(오십) 六十(육십[육씹]) 七十(칠십[칠씹]) 八十(팔십[팔씹]) 九十(구십)
二百(이백) 三百(삼백) 四百(사백) 五百(오백) 六百(육백[육빽]) 七百(칠백[칠빽]) 八百(팔백[팔빽]) 九百(구백)
二千(이천) 三千(삼천) 四千(사천) 五千(오천) 六千(육천[육쩐]) 七千(칠천[칠쩐]) 八千(팔천[팔쩐]) 九千(구천)
＜さらに＞
漢数詞「万（만）」が入っている数は、「만」の前にパッチムがある場合【鼻音化】を起こします。
二万(이만) 三万(삼만) 四万(사만) 五万(오만) 六万(육만[융만]) 七万(칠만) 八万(팔말]) 九万(구만)
十万(십만[심만]) 百万(백만[뱅만])
＜もっと詳しく＞
十六(십육)は、[십]と[육]という発音がぶつかり合うことで、[심뉵]という発音に変わります。これには複雑な理由があります。
まず、「六」は、語頭では[육]で発音され、語中では[륙]で読む性質があります。実は「十六」は、「십륙」が本来の形なのです。
となると、韓国語では「ㅂパッチム」の後ろに「ㄹ」が来ると、鼻音化を起こすという性質があるので（詳しくは「C-35.【鼻音化】パッチム「ㄱ, ㅂ」の後ろに「ㄹ」が連続する場合の鼻音化について整理す る」の「さらに」をご覧ください）、
십육 → 本来は「십륙」 → 発音は [심뉵 ]
という発音変化を起こします。