Ｅ－33．パッチム有りの動詞・形容詞の「ㅅ変則」の해요体について整理する。
＜これだけは＞
いわゆる 「ㅅ」変則とは、動詞・形容詞の辞書形「語尾다」の一つ前の文字に「ㅅ」パッチムが含まれているものが、해요体になるとき変則（不規則）になる現象を言います。 しかし、変則になるものと、変則にならない（規則）ものがあるので、単語ごとに活用を覚えなければいけません。
ただし、これは「ㅅ」パッチムの上に「지, 저, 부, 나, 그, 이」という文字があるときにだけ起こる現象です。
例えば、「笑う」という意味を持つ「웃다」は、「다」の前に「ㅅ」 パッチムが含まれていますが、「지, 저, 부, 나, 그, 이」ではないので、規則通りの해요体
웃다（笑う） ⇒ 웃어요（笑います）
一方、「（家を）建てる/（名前を）付ける」という意味を持つ「짓다」は 「지, 저, 부, 나, 그, 이」の中の一つなので、規則通りの해요体にはなりません。これが해요体になる場合、「ㅅ」 パッチムを取り除いた上で、「어요」を付けます。
짓다（（家を）建てる/（名前を）付ける） ⇒ 지어요（ 建てます/つけます）
語尾が「어요」になるか「아요」になるかは、「ㅅ」パッチムが含まれている文字によってことなります。「ㅅ」パッチムの上に「ㅏ, ㅗ」が含まれている場合は、「아요」がつき、「ㅏ, ㅗ」以外は「어요」がつきます。
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ㅅ変則 짓다（（家を）建てる/（名前を）付ける） 젓다（振る/漕ぐ/かき混ぜる） 낫다(1)（治る） 낫다(2)（よい/ましだ） 붓다（注ぐ） 긋다（（線を）引く/つけで買う） 잇다（結ぶ/つなぐ/続ける）
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해요体 짓- ⇒ 지+어요 ＝ 지어요（建てます/つけます） 젓- ⇒ 저+어요 ＝ 저어요（振ります/漕ぎます/かき混ぜます） 낫- ⇒ 나+아요 ＝ 나아요（治ります） 낫- ⇒ 나+아요 ＝ 나아요（よいです/ましです） 붓- ⇒ 부+어요 ＝ 부어요（注ぎます） 긋- ⇒ 그+어요 ＝ 그어요（引きます/買います） 잇- ⇒ 이+어요 ＝ 이어요（結びます/つなぎます/続けます）
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| 規則 웃다（笑う） 벗다（脱ぐ） 씻다（洗う） 빼앗다（奪う） 솟다（湧く/吹き出る/そびえる） 빗다（（髪を）とかす） |
웃어요（笑います） 벗어요（脱ぎます） 씻어요（洗います） 빼앗아요（奪います） 솟아요（湧きます/吹き出ます/そびえます） 빗어요（（髪を）とかします） |
※形容詞「낫다（よい/ましだ）」と動詞「낫다（治る）」は共に「ㅅ」変則です。
＜さらに＞
「잇다」の合成語
「잇다（続く）」は合成語として、「이어가다（続いていく）」「이어지다（続く）」の形でよく使われます。
また、해요体での接続ではない合成語「잇따르다（続く/相次ぐ）」の形もあります。こちらは「으」変則で、해요体は「잇따라요（続きます/相次ぎます） 」
＜もっと詳しく＞
해요体以外にも「으」が接続すると変則する
「ㅅ」変則 の動詞は、「(으)면」「(으)니까」「(으)세요」 など「으」が含まれるの語尾と接続する時も変則を起こします。