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Ｅ－32．パッチム有りの動詞・形容詞の「ㄷ変則」の해요体について整理する。

＜これだけは＞

　いわゆる 「ㄷ」変則とは、動詞・形容詞の辞書形「語尾다」の一つ前の文字に「ㄷ」パッチムが含まれているものが、해요体になるとき変則（不規則）になる現象を言います。 しかし、変則になるものと、変則にならない（規則）ものがあるので、単語ごとに活用を覚えなければいけません。

  ただし、これは「動詞にだけ起きる」現象で、形容詞には起こりません。

　例えば、「もらう/受ける」という意味を持つ「받다」は、「다」の前に「ㄷ」が含まれています。 これは変則にならないので、規則通りの해요体

　  받다（もらう/受ける）  ⇒　 받아요（もらいます/受けます）

　一方、「聞く」という意味を持つ「듣다」は変則なので、規則通りの해요体にはなりません。これが해요体になる場合、「ㄷ」 パッチムを「ㄹ」に置き換えた上で、「어요」を付けます。

　　듣다（聞く）　⇒　들어요（ 聞きます）

　発音通り「×드러요」と書かず、「어」 は独立させて書くことに注意しましょう。また、「어요」になるか「아요」になるかは、「ㄷ」パッチムの前の文字によってことなります。「ㄷ」パッチムの前の文字に「ㅏ, ㅗ」が含まれている場合は、「아요」がつき、「ㅏ, ㅗ」以外は「어요」がつきます。

※「歩く」の「걷다」は「ㄷ変則」、「取り去る」の「걷다」は規則になるので、意味をしっかり覚える。

＜さらに＞

　初級で覚えるも

　初級では、「듣다（聞く）」「걷다（歩く）」「묻다（尋ねる）」の3つは必ず覚えておきましょう。ただし、「듣다」「묻다」は、「（音楽を）聞く」のか、「（人に）尋ね聞く」のかで、使い分けが必要です。「묻다」は合成語として、「보다」と共に使われ、

　「물어보다（尋ねてみる）」

という最初から해요体の形で出現するので、「물어보다は묻다の해요体が隠れている」ということを覚えておきましょう。

　선생님한테 물어보세요（先生に聞いてみてください）

　좀 물어볼게요（ちょっと聞いてみます）

＜もっと詳しく＞

  해요体以外にも「으」が接続すると変則する

「ㄷ」変則の動詞は、「(으)면」「(으)니까」「(으)세요」 など「으」が含まれるの語尾と接続する時も変則を起こします。