Ｄ－３０．縮約形について整理する。

Ｄ－３０．縮約形について整理する。

＜これだけは＞

「縮約形」

　「한글맞춤법4장제5절（ハングル綴り字法第4章第5節）」には、縮約形についての決まりが記されています。縮約形は、「助詞と名詞の縮約」「単語の縮約」「語尾の縮約」に分けることができます。「助詞と名詞の縮約」は、ハングル検定4級、TOPIK初級から出現するので、早い段階で覚えておくと良いでしょう。

　ただし、縮約形は話し言葉で使用されるため、書き言葉としてはネットでのフランクなやりとりやセリフを記述しする時くらいにしか使いません。公式的な文章（特に、TOPIKⅡ作文）においては、本来の形で書くのが基本です。

※副詞、動詞などは縮約形が標準になっているものもあるため、必ずしも縮約形を書き言葉で使わないというわけではありませんが、名詞や名詞に接続した助詞に関しては本来の形で書いた方が良いと思います。

（１）ハングル検定4級範囲

＜感嘆詞＞

本来の形	意味	縮約形	例文
아니요	いいえ	아뇨	아뇨, 저는 안 가요（いいえ、私は行きません。）
아니야	いいや／いや（タメ口の「いいえ」	아냐	아냐, 그게 아냐.（いいや、それじゃない。）

※「아뇨」「아냐」は、話ことばでは使いますが、丁寧な言い方ではないので、丁寧に返答する時（書く時）は「아니요」と言いましょう。また、目上の人に「いいえ」というときは、「아니에요」と言ってください。

＜人称代名詞と助詞の接続＞

本来の形	意味	縮約形	例文
저는	私は	전	전 잘 모르겠어요.（私はよくわかりません）
저를	私を	절	절 좋아해요?（私が好きですか？）
저에게	私に	제게	제게 주시는 거예요?（私にくださるのですか？）
나는	わたしは	난	난 널 싫어해.（私はあなたが嫌いです。）
나를	わたしを	날	날 지켜 줘요.（私を守ってください。）
나에게	わたしに	내게	내게 주세요.（私にください。）
너는	君は	너는	넌 바보야.（君はバカだ）
너를	君を	널	널 싫어해.（君が嫌いだ。）
너에게	君に	네게	네게 무슨 상관이야?（君になんの関係が（あるんだい）？）

※「私が」である、「제가」「내가」は、最初から縮約された形でしか使いません。

※以下の助詞「의」を省略した形は書き言葉でも多用されます。

저의

私の

제

제 이름은 김철수입니다.（私の名前はキムチョルスです）

나의

わたしの

내

내 생각은 이래요.（私の考えはこうです。）

너의

君の

네

네 생각이 옳아요.（君の考えが正しい）

＜指示代名詞と助詞の場合＞

本来の形	意味	縮約形	例文
이것은	これは	이건	이건 외국 것이에요.（これは外国の物です。）
이것이	これが	이게	이게 뭐예요?（これが何ですか？）
이것을	これを	이걸	이걸 마셔 봐요.（これを飲んでみてください。）
이것으로	これで	이걸로	이걸로 됐어요.（これで完成です。）
그것은	これは	그건	그건 틀렸어요.（それは間違いです。）
그것이	これが	그게	그게 아니라요... （そうじゃなくでですね...）
그것을	これを	그걸	그걸 어떻게 알았어요?（それをどうやって知ったんですか？）
그것으로	これで	그걸로	그걸로 다시 해 봐요.（それでまたしてみてください。）
저것은	あれは	저건	저건 우리 집이에요.（あれは私の家です。）
저것이	あれが	저게	제게 더 예쁠 거예요.（あれがもっと綺麗だと思います。）
저것을	あれを	저걸	저걸 입어 보세요.（あれを着てみてください。）
저것으로	あれで	저걸로	저걸로 다시 한 번 찍어 보세요.（あれでもう一度撮ってみてください。）

本来の形	意味	縮約形	例文
여기는	ここは	여긴	여긴 지하철역이에요.（ここは地下鉄駅です。）
여기를	ここを	여길	여길 지나가면 서울역이에요.（ここを過ぎればソウル駅です。）
여기에서	ここで／ここから	여기서	여기서 기다려 주세요.（ここで待っていてください。）
거기는	そこは	거긴	（電話で） 거긴 어디예요?（そこはどこですか？）
거기를	そこを	거길	（電話で） 거길 쭉 가면 바로 도착해요.（そこをまっすぐ行けばすぐ到着しますよ。）
거기에서	そこで／そこから	거기서	（電話で） 거기서 기다려 주세요.（そこで待っていてください。）
저기는	あそいこは	저긴	저긴 위험해요.（あそこは危険です。）
저기를	あそこを	저길	(登山の途中で) 저길 올라가려면 장비가 필요해요.（あそこを登ろうと思うと、装備が必要です。）
저기에서	あそこで／あそこから	저기서	저기서 오른쪽으로 가면 돼요.（あそこで右に行けばいいですよ。）

＜疑問詞の場合＞

本来の形	意味	縮約形	例文
무엇	何	뭐	이게 뭐예요?（これは何ですか？）
무엇이	何が	뭐가 ※「뭣이/무에」もありますが、ほとんど使用されません	뭐가 문제야?（何が問題なの？）
무엇을	何を	무얼/뭘/뭣을 ※「뭣을」はほとんど使用されません。	뭘 샀어요?（何を買いましたか？）
무엇으로	何に／何で	무얼로/뭘로	뭘로 할까요?（何にしますか？））
무엇일까요?	何でしょうか？	뭘까요?	이건 뭘까요?（これは何でしょうか？）
어디에서	どこで／どこから	어디서	어디서 왔어요?（どこから来ましたか？）

※「뭘（何を）」と「뭘로（何に／何で）」は発音が似ていますが、付いている助詞が違うので使い方に注意。

＜助詞「은/는」とほかの助詞が付いた縮約形＞

本来の形	意味	縮約形	例文
저에게는	私には	저에겐/제겐	저에겐 큰 부담이에요.（私には（心理的な）重荷にです。）
학교에는	学校に	학교엔	학교엔 안 가요.（学校には行きません。）
여기에서는	ここでは	여기에선/여기선	여기선 못 사요.（ここでは買えません。）
나로서는	わたしとしては	나로선	나로선 어떻게 해야 할지 모르겠다（わたしとしては、どうすればよいかわからない。）

（２）ハングル検定5級～3級範囲

＜語尾の縮約形＞

本来の形	意味	縮約形	例文
-습니다마는	～ですが	-습니다만	죄송합니다마는 부탁이 있습니다.（申し訳ありませんが、お願いがあります。） 죄송합니다만 부탁이 있습니다.（申し訳ありませんが、お願いがあります。）
-지마는	～ですが	-지만	죄송하지마는 부탁이 있습니다.（申し訳ありませんが、お願いがあります。） 죄송하지만 부탁이 있습니다.（申し訳ありませんが、お願いがあります。）
-(다)니까는	～だから	-(다)니깐	그러니까는 말했잖아（だから言ったじゃない） 그러니깐 말했잖아（だから言ったじゃない）

　＜代名詞以外の名詞と助詞の縮約形＞

本来の形	意味	縮約形	例文
주소를	住所を	주솔	주솔 바꿨어요.（住所を変えました。）

本来の形	意味	縮約形	例文
이 아이	この子	얘	얘가 정말 착해요（この子が本当にいい子なんですよ。）
그 아이	その子	걔	걔한테 이야기했어요?（その子に話しましたか？）
저 아이	あの子	쟤	쟤가 먼저 때렸어요.（あの子が先に叩きました。）

※「걔」「쟤」の発音は、「개/게」「재/제」のように発音されるので、「개（犬）」「제（わたしの）」などと勘違いしてはいけない。

＜さらに＞

＜接続詞・接続副詞＞

本来の形	意味	縮約形	例文
그러면(-으면)	それでは	그럼	그럼 이따 전화해 주세요.
어쩌면(-으면)	ひょっとしたら／どうすれば	어쩜	어쩜 안 올지도 모르겠어요.
그런데(-ㄴ데)	ところで	근데	근데 말이에요.
아뭏든(-든(지))	とにかく	아무튼/암튼	아무튼 시작합시다.

※ネットで使われる「했으면 좋겠다⇒했음 좋겠다（してほしい）」は、標準ルール外

＜副詞＞副詞に関しては書き言葉でも多用されます。

本来の形	意味	縮約形	例文
가지가지	いろいろ	갖가지
고루고루	いちいち	골고루
조금	ちょっと	좀	좀 매워요（ちょっとからいです。）助詞が付いた形「×좀만」は使えないので、助詞を付ける時は本来の形にする「〇조금만（ちょっとだけ）」

요즈음	最近	요즘	요즘 바빠요?（最近忙しいですか？）
요사이	最近	요새	요새 힘들어요.（最近大変です。）

그저께	おととい	그제	그제 일어난 일（おととい起きたこと）
어제그저께	数日前	엊그저께/엊그제	졸업한 게 엊그제같아（卒業したのが昨日のようだ）
어제저녁	昨夕	엊저녁	엊저녁부터 계속되었다(昨夕からつづいた）

※「너무（とても）」の縮約形「넘」、「다음（次）」の縮約形「담」、「내일（明日）」の縮約形「낼」のようなものはSNS上でしかつかいません。

※「그렇게（そのように）⇒글케」も書気言葉では使いません。

＜名詞＞

本来の形	意味	縮約形	例文
아이	子ども	애	애를 돌보다（子どものめんどうをみる）
이야기	話し	얘기	얘기를 안 들었다（話を聞かなかった）
아주머니	おばさん	아줌마	식당 아줌마한테 주문했다.（食堂のおばさんに注文した。）
수풀	森	숲	숲에 들어가다（森に入って行く）
마음	こころ	맘	맘 아파（心が痛い）
아르바이트	アルバイト	알바	알바 가야 돼요.（アルバイトに行かないと）
우리	私たちの	울	울 엄마（うちのママ）

※「숲（森）」に関しては、「숲」が標準の形になっています。

＜形容詞の名詞形＞

本来の形	意味	縮約形	例文
부끄러움	恥ずかしさ	부끄럼	부끄럼이 많다（羞恥心が多い＝恥ずかしがり屋だ）
어두움	闇／暗がり	어둠	어둠 속으로 빠졌다(闇の中に落ちた）

＜스럽다形容詞の副詞形＞

本来の形	意味	縮約形	例文
자연스러이	自然に	자연스레	자연스레 말하다（自然に話す）
새삼스러이	今更	새삼스레	새삼스레 하지 않아도 되잖아요.（今更しなくてもいいじゃないですか）

＜動詞＞

　動詞に関しては「縮約形」も本来の形と同じように使えるものも多く存在します。ただし、縮約形の活用に制限があるものもあるので気を付けて使用してください。

「縮約形と本来の形が同じように使えるか、むしろ縮約系が標準となっている動詞」

「한글맞춤법 제4장 제5절 제37항（ハングル綴り字法第4章第5節第37項）」「ㅏ, ㅕ, ㅗ, ㅜ, ㅡ」で終わる語幹に「-이」が付いた場合、「ㅐ, ㅖ, ㅚ, ㅟ, ㅢ」で書くことができる。

本来の形	意味	縮約形	例文
싸이다	包まれる／かこまれる	쌔다	本来の形：포장지에 싸이다.(包装紙に包まれる。) 縮約形：포장지에 쌔다.(包装紙に包まれる。)
펴이다	しわがのびる／ほどける／具合がよくなる	폐다	本来の形：사업이 펴이다.（事業が展開する。）縮約形：사업이 폐다.（事業が展開する。）
고이다	（水などが）たまる（酒などが発酵して）ぶくぶく泡が立つ	괴다	本来の形：눈물이 고였다.(涙がたまった）縮約形：눈물이 괴었다.(涙がたまった）
꼬이다	こじれる／ねじられる	꾀다	本来の形：일이 꼬였다（ことがこじれた）縮約形：일이 꾀었다(ことがこじれた）
누이다	横に寝かせる／横たえる	뉘다	本来の形：할아버지를 관에 누였다.（祖父を棺桶に寝かせる）縮約形：할아버지를 관에 뉘었다.（祖父を棺桶に寝かせる）
쏘이다	（風に）当てる／さらす評価させる刺される	쐬다	本来の形：바람을 쏘여요.（風にさらす）縮約形：바람을 쐬어요.（風にさらす）
쓰이다	書かれる／用いられるかぶさる	씌다	本来の形：눈에 콩깍지가 쓰였다.(目に豆がらがかぶさった＝恋は盲目) 縮約形：눈에 콩깍지가 씌었다.(目に豆がらがかぶさった＝恋は盲目)
조이다	締める／詰める	죄다	本来の形：고삐를 조이다（手綱を引き締める）縮約形：고삐를 죄다（手綱を引き締める）
쪼이다	照りつける／日を浴びる	쬐다	本来の形：햇빛이 쪼이고 있다.（太陽の光が照りつけている）縮約形：햇빛이 쬐고 있다.（太陽の光が照りつけている）

※「ㅚ」語幹の「해요体」は、「되다（なる）「뵈다（拝見する）」と同じく「ㅙ」になります。

「縮約形と本来の形が同じように使えるが、本来の形が標準となっている動詞」

本来の形	意味	縮約形	例文
건드리다	触れる／刺激する／手を出す	건들다	本来の形：건드렸어요. 縮約形：건들었어요.
그만 두다	やめる	관두다	本来の形：그만 뒀어요. 縮約形：관뒀어요.
내버려 두다	放置する／ほうっておく	냅두다	本来の形：그냥 내버려 둬요.（ほうっておきなさい。）縮約形：그냥 냅둬요.（ほうっておきなさい。）
끼우다	挟める	끼다	本来の形：끼웠어요. 縮約形：꼈어요.
깨우다	目を覚まさせる	깨다	本来の形：깨웠어요. 縮約形：깼어요.
씌우다	かぶせる	씌다	本来の形：씌웠어요. 縮約形：씌었어요.
외우다	覚える	외다	本来の形：외웠어요. 縮約形：외었어요.
피우다	さかせる／（煙草を)吸う	피다	本来の形：피웠어요. 縮約形：피었어요.

「受身の形になる時、縮約形として使われる動詞」

能動態	意味	受身	例文
가두다	閉じ込める	갇히다（閉じ込められる）「가두」が「갇」となって、受身の接辞「히」がついている。	能動態（他動詞）：가두었다. 受身（自動詞）：갇혔다.

「活用形によって縮約形と本来の形を使い分ける敬語表現」

本来の形

意味

縮約形

例文

뵙다

伺う／拝見する

뵈다

※慣用的な時は「形」が決まっている

〇처음 뵙겠습니다.（初めまして） ×처음 뵈겠습니다.

※本来の形は「아/어」「으」接続で使わない。

〇다음 주 봬요. 　△다음 주 봬워요

〇뵈러 가겠습니다. △뵈우러 가겠습니다

※ただし、「-고」や「-지만」のような子音から始まる語尾の時は、二つとも使える。

〇뵙고 싶습니다. 　　〇뵈고 싶습니다.

여쭙다

申し上げる

여쭈다

〇좀 여쭙겠습니다. 좀 여쭈겠습니다.

※本来の形は「아/어」「으」接続で使わない。

〇여쭤도 될까요?. △여쭈워도 될까요?

〇여쭌 내용 　△여쭈운 내용

※ただし、「-고」や「-지만」のような子音から始まる語尾の時は、二つとも使える。

〇여쭙고자 합니다. 　　〇여쭈고자 합니다.

※本来の形「뵙다」「여쭙다」も、もともとは「뵈옵다」「여쭈옵다」という形の縮約なので、この場合は縮約の縮約という形になっている。

「活用形によって縮約形と本来の形を使い分ける動詞」

「単語の最後の音が縮約されて子音だけになったものは、その前の音節にパッチムとして書く」（한글맞춤법 제4장 제5절 제32항（ハングル綴り字法第4章第5節第32項））というルールがあり、これらの動詞・形容詞は、縮約されて子音（パッチム）になったところに「아/어」「으」を付けることができない特徴を持っています。以下はその例です。

本来の形	意味	縮約形	例文
거두다	まくる／たたむ／回収する	걷다	〇걷어요（留まっている）〇걷으면 ※例外的に「걷다」は縮約形でも「아/어」「으」と接続できる。
머무르다	止まる／留まる／泊まる	머물다	〇머물고 있다（留まっている） △머물었어요（留まりました） ※「머물다」は人によって「아/어」を付ける人がいる。 ×머무니까（머물으니까） ※本来の形で「머무르니까（留まるので）」はOK
가지다	持つ／所有する	갖다	〇갖다 주다（持って行ってあげる）〇갖고 싶다（もちたい＝ほしい） ×갖아요 ※本来の形で「가져요（持ちます）」はOK
디디다	踏み入れる／踏み越える	딛다	〇과거 상처를 딛고（過去の傷を踏み越えて） ×딛어요 ※本来の形で「디뎌요（踏みます）」はOK
내디디다	踏み出す／進む	내딛다	〇첫발을 내딛고（第一歩を踏み出す） ×내딛어요 ※本来の形で「내디뎌요（踏み出す）」はOK
서두르다	急ぐ／あわてる	서둘다	〇서둘고 있다（あわてている） ×서둘어요 ※本来の形で「서둘러요（急ぐ）」はOK
서투르다	苦手だ／不慣れだ	서툴다	〇서툴지만（不慣れだが） ×서툴어서 ※本来の形で「서툴러서（不慣れで）」はOK

※ネットで使われる「재미있다⇒재밌다（おもしろい）」という形を取るものもあるが、これは標準ルール外

「語尾「이」の縮約」

本来の形	意味	縮約形	例文
パッチムなしの名詞+입니다	～です	パッチムなしの名詞+ㅂ니다	本来：어디입니까?（どこですか？） 하납니다（一つです） 어딥니까?（どこですか？） 뭡니까?（なんですか？）
動詞・形容詞+(으)ㄹ 것입니다	～するつもりです／～でしょう	動詞・形容詞+(으)ㄹ 겁니다	本来：비가 올 것입니다.（雨がふるでしょう） 유학 갈 겁니다.（留学にいくつもりです） 무엇을 할 겁니까?（何をするつもりですか？）
パッチムなしの名詞+(이)고	～で	パッチムなしの名詞+고	本来：이 사람은 가수이고 저 사람은 배우예요. 縮約：이 사람은 가수고 저 사람은 배우예요.
パッチムなしの名詞+(이)지만	～だけど	パッチムなしの名詞+지만	本来：이 사람은 가수이지만 노래를 잘 못해요. 縮約：이 사람은 가수지만 노래를 잘 못해요.
パッチムなしの名詞+(이)니까	～だから	パッチムなしの名詞+니까	本来：이 사람은 배우니까 연기를 잘해요. 縮約：이 사람은 배우이니까 연기를 잘해요.
パッチムなしの名詞+(이)라서	～なので	パッチムなしの名詞+라서	本来：이 사람은 가수이라서 노래를 잘해요. 縮約：이 사람은 가수라서 노래를 잘해요.
パッチムなしの名詞+(이)ㄴ데	～だけど	パッチムなしの名詞+ㄴ데	本来：나인데요. 縮約：난데요.

「해요体の時に縮約されるもの」

本来の形	意味	縮約形	例文
놓아요 놓아 두다	おきますおいておく	놔요 놔 두다

＜もっと詳しく＞

（１）「語尾「고 싶다」の縮約」

本来の形	意味	縮約形	例文
-고 싶다	～したい	-고프다	本来：하고 싶다（したい） 하고프다（したい）

（２）「間接引用（伝聞）の縮約」

本来の形	意味	縮約形	例文
名詞+라고 합니다	～といいます	-랍니다	저 분은 가수랍니다（あの方は、歌手だそうです）
-다고 합니다	～だと言います	-답니다	어렵답니다（難しいそうです）
-냐고 합니다	～じゃないかと言います	-냡니다	이건 실수가 아니냡니다（これはミスじゃないかと言っています）
-자고 합니다	～しようと言います	-잡니다	같이 하잡니다（一緒にしようと言っています）
-지말라고 합니다	～するなと言います	-지말랍니다	오지 말랍니다.（来るなと言っています）

（３）「否定に付く語尾「지」と後続する「않」が結合する縮約」と「否定に付く語尾「지」と先行する「하다」と結合したのち、後続する「않」が結合する縮約」

「한글맞춤법 제4장 제5절 제39항（ハングル綴り字法第4章第5節第39項）」語尾「-지」の後ろに「않」が来る時「잖」になる。または、「-하지」の後ろに「않」が来る時「찮」になる。

적지 않은（少なくない）	否定語尾につく「지」	적잖은
그렇지 않은（そうではない）	否定語尾につく「지」	그렇잖은
만만하지 않은（手ごわい）	否定語尾につく「지」	만만찮은
변변하지 않은（粗末だ）	否定語尾につく「지」	변변찮은

（４）「하다」に先行する子音が激音化するか「하」が消滅する。

「한글맞춤법 제4장 제5절 제40항（ハングル綴り字法第4章第5節第40項）」語幹の終わりの「하」の「ㅏ」がなくなり、「ㅎ」が次の音節の初声（子音）と一緒になって、激音化するように書く。

「-하지」の前が有声音（母音や、ㄴ,ㄹ,ㅁ,ㅇ）の時、「ㅏ」だけがなくなり、「ㅎ+지＝치」になる。

本来の形	意味	縮約形	例文
예기하지 못하다（）	「ㅎ+지＝치」	예기치 못하다
흔하지 않다	「ㅎ+지＝치」	흔치 않다
가당하지 않다	「ㅎ+지＝치」	가당치 않다
만만하지 않다（）	「ㅎ+지＝치」	만만치 않다.

「-하지」の前が有声音（母音や、ㄴ,ㄹ,ㅁ,ㅇ）の時、「ㅏ」だけがなくなり、副詞語尾「게」「도록」が「케」「토록」になる。

本来の形	意味	縮約形	例文
편하게（楽に）	副詞語尾「게（～ように）」	편하케
영원하도록（永遠に）	副詞語尾「도록（～ように）」	영원토록

「-하지」の前が有声音（母音や、ㄴ,ㄹ,ㅁ,ㅇ）の時、「ㅏ」だけがなくなり、語尾「다」が「타」になる。

本来の形	意味	縮約形	例文
흔하다		흔타
가하다（加える））		가타
다정하다（多情だ）		다정타

「한글맞춤법 제4장 제5절 제40항（ハングル綴り字法第4章第5節第40項）」附録3　次の副詞は音の通り書く。

意味	縮約形のみ	例文
「ㅎ+고＝코」	결단코
「ㅎ+고＝코」	결코
「ㅎ+고＝코」	기필코
「ㅎ+고＝코」	무심코
「ㅎ+고＝코」	정녕코
「ㅎ+고＝코」	필연코
「ㅎ+고＝코」	한사코
「ㅎ+건대＝컨대」	요컨대
「ㅎ+건대＝컨대」	예컨대
「ㅎ+든＝튼」	아무튼
「ㅎ+든＝튼」	하여튼
「ㅎ+더＝터」	하마터면

「한글맞춤법 제4장 제5절 제40항（ハングル綴り字法第4章第5節第40項）」附録2　語幹の終わの「하」が縮約されるときは、「하」を無くす。

「-하지」の前が無声音（ㄱ, ㅂ, ㅅ）の時、「-하」全体がなくなり、「지」だけが残る。

本来の形	意味	縮約形	例文
생각하지 못하다（）	하の消滅	생각지 못하다
익숙하지 않다	하の消滅	익숙지 않다
깨끗하지 않다	하の消滅	깨끗지 않다
답답하지 않다（）	하の消滅	답답지 않다

「「건대」に付いて縮約する」

本来の形	意味	縮約形	例文
생각하건대（）	하の消滅	생각건대

＜参考＞

「한글맞춤법 제4장 제5절 제32항（ハングル綴り字法第4章第5節第32項）」「한글맞춤법 제4장 제5절 제33항（ハングル綴り字法第4章第5節第33項）」　「한글맞춤법 제4장 제5절 제37항（ハングル綴り字法第4章第5節第37項）」「한글맞춤법 제4장 제5절 제39항（ハングル綴り字法第4章第5節第39項）」「한글맞춤법 제4장 제5절 제40항（ハングル綴り字法第4章第5節第40項）」を参考にしていますが、ハングル綴り字法に含まれていない例も掲載しています。